マンガ、まんが、漫画は皆同じで表記文字だけが違う 歴史的には漫画という呼び方が一番古い。凡そ文明があれば世界中で昔から「面白い絵」や「絵入りの物語」はある 英語には日本のいわゆる漫画にピッタリの単語はなく "manga" と呼ばれている 動画は "anime" が日本のアニメーション作品を指す
印刷出版物としての漫画本が量と質で日本に匹敵する国はない フランスを中心にヨーロッパにも漫画文化があるが日本ほどの規模ではないし表現の傾向がかなり違う アメリカにもいわゆるアメコミやアングラ系 "comix" があるが日本ほどの多様性は無い
(とは言え 海外にも特筆すべき作家や優れた作品は無視できないほど多い
そんなわけでマンガに於いては珍しく 日本は海外の後追いは殆ど見られない (勿論 手塚治虫がディズニーのアニメーション映画に 劇画がアメコミに 80年代にフランスのBDにかなり影響をうけたのは事実であるが)むしろ影響力としては日本の漫画とアニメが世界に及ぼしている方が大きい(残念ながら実証的データはないが
マンガも市場に出る商品である以上 その表現、内容に公共の福祉に反するべきではないか「検閲」を .... と言う 一見反論しにくいロジックが勢い強い時期がある
これに対し「表現の自由」で防戦するも 大体結果は負けている。その自由な表現というのが「エロとか下品 差別に暴力残酷描写」みたいな 積極的に守らなければ、平和な市民生活が脅かされるとか不正義がまかり通るような切迫した危険性が無いばかりか 読者の劣情をいたずらに刺激して「けしからん」といった 最初から勝ち目のない戦いとなりがちである
「表現の自由」以外に「このマンガは、けしからん!」に十分対抗できる別のロジックをポリコレ規制がまかり通っている今、マンガ先進国の日本が率先して発明して欲しい